NPO法人莢・さや まめっこひろば
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NPO法人莢・さや 設立趣旨

現代の家族は、夫婦だけで育児を担っている形態が大多数をしめています。近隣に頼れる人が無く、孤立した状況の中での育児です。張り詰めた日常が繰り返されるなか、主に育児を担っている母親への負担は計り知れません。身体的な疲れが蓄積されていくと倦怠感や頭痛などの体調不良を起こし、精神的な緊張と抑圧から不安やイライラが募り憔悴していきます。
辛い状況に追い詰められていく先には、程度の差こそあれ、ネグレクトを含めた虐待に向かってしまうことは案外少なくありません。それは、子どもにとって不幸なことであり、未来への悪影響も危惧されます。
また、親にとっても心身へのダメージによるものとはいえ、子どもに辛く当たってしまったことで自分を責めることになり二次的な影響もでてきます。

虐待が起こってしまったら、無かったことには戻せません。親子を引き離して、子どもを保護するのでは遅いのです。
親子が愛し愛されている穏やかな日々のうちに、願わくば妊娠中から身近に頼れる人を作り、憔悴するほど疲れが溜まる前に心身共に体調を整えられる仕組みが必要なのです。
社会の一員としてその対策を考え、虐待防止の仕組みを構築していく責務があると考えます。治療的対応の前に、予防的対処として「一時預かり保育」は最も有効かつ必要不可欠な取り組みと位置付けて、18年間活動してきました。初めは個人での活動でしたが、途中から現法人のもと、横浜市乳幼児一時預かり事業にも選定されおよそ5000家庭と関わってきました。
しかし2021年度末において、現法人がこの事業から撤退することとなりましたので、これを同スタッフで引き継ぐ決断を致しました。

私たちは、預かり保育を活用してくださった母親や父親の変化をたくさん観てきました。その一人一人の悩みもがいている姿は、子どもへ愛情の深さであり、真剣に向き合うからこそ生まれる苦しさだということを学びました。
そこに携わるスタッフはどのように寄り添ったら良いのか、人的環境を第一に子どもたちが心地よく過ごせる環境をどのように整えたらよいのかを模索し続けています。そして1人でも多くの人を受け入れるための工夫を考えることに全力で取り組んできました。
私たちの理念である「ほんのひと時子どもと離れる時間を持つことにより、心身の緊張から解き放され、自分自身を取り戻すことができる。そして、子どもへの愛情を自身で再確認し、前向きに育児に取り組めるようになる。」を常に念頭において活動してきました。引き続き誠意を持って取り組んでいきます。

この活動の発端は育児サークルということもあり、他の取り組みにも積極的に携わっています。
相談や親子の集いなど精神的なよりどころとしての役割にもより一層重きを置き、調査研究し既存の子育て支援の枠を広げていけるよう既に準備も始めています。
例えば、子どもの成長過程のどの時点においても関れるような場所にしていくことや身体的ケアのプログラム、体に優しい食に関する取り組み等々です。
大人と子ども・男性と女性・年齢や障がいなどにとらわれず、子育てを通して社会をより豊かなものとしていけるよう、新たな挑戦として地域住民の方々との交流にも力を注いでいこうと考えています。

上記のような活動を安定的かつ永続的に行われていくよう、この事業を地域の中に根付かせ、組織としての活動を確立する必要があります。 さいわい経験豊かな人材も揃っています。NPO法人の設立に必要な条件も満たされ、さまざまな人の協力や賛同も得られましたので、この度「NPO法人 莢・さや」を設立申請するに至りました。
逞しいけれども優しい細毛であたたかく覆われている莢の中で、いろいろな形の豆が守られ安心しているような様を実現していきたい。様々な人が肩の力を抜いて安心して自分らしくいられる場所に集ってきて欲しいという願いを込めて「NPO法人 莢・さや」としました。

2021年11月16日

法人の名称 NPO法人 莢・さや
設立代表者 押山 道代